山一鋼管

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いよいよ今月は会社の引っ越しです。

と同時に私の社会人25年に渡る片道20分の自転車通勤が終わります。

25年も同じ道を自転車通勤していると毎日同じ顔とすれ違い、そして変化が見られます。

 

リクルートスーツのOLさんが だんだん垢抜けてきて10年数経ってパッタリ見なくなったり、

ランドセルを背負った仲良し男児3人組が進学し 学ラン姿で通学したり、

酒屋のオヤジさんによく似た顔の息子さんが跡を継ぎはじめたり。

 

25年もの間 ドキュメンタリーフィルムを何本も観てきた気がしました。

その中で一番の思い出は 先月見かけたベビーカーを押す女性でした。

毎日の通勤では見かけない人なので信号待ちをしながらボーッと見ていたらハッ!っとしました。それは2年前にパッタリ見なくなったリクルートスーツのOLさんでした。

パッタリ見なくなった訳は 数年働いたのち結婚し子供ができて育児をしてたのでしょう。

十数年前 彼女がパリパリのリクルートスーツで出勤し始めた頃から見かけてたので 感慨深いものがありました。

親戚の子供の成長を見ている様でお祝いの言葉を伝えたい気持ちにもなりましたが、あくまでも私はドキュメンタリーフィルムのイチ視聴者。

お祝いの言葉を胸の中にしまいつつ 25年のラストに素敵なシーンが観られて心の中に流れるエンドロールに浸っていました。

 

逆に周りから見れば私はイチ演者。

「20年くらいウチの店前を通ってたあの兄ちゃん、最近パッタリ見なくなったなあ」なんて酒屋のオヤジさんがボヤく日が来るのでしょうか。

fin

 

山本

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